2008年G8サミットNGOフォーラム JANICブログ
2008年G8NGOフォーラムに関わるJANICスタッフがおくるつれづれ日誌
Clown Army (ピエロの兵隊)
今回のG8サミットでよく目にしたのがClown Army(ピエロの兵隊)でした。奇抜な服装とメイクをして、警官の前で踊りを踊ります。たぶん警官はとてもバカにされた気分になるでしょう。




あまりしっかりとは撮れていませんが、彼らの一部隊です。かれらはいろいろなところにいて、楽しませてくれます。彼らは来年日本に来るのでしょうか。そのとき日本の警官はどのように対処するのでしょうか。普通のデモしか知らない日本にとって、彼らは未知の行動をする人々です。日本社会の寛容さと柔軟さをみせるときです。

参考:http://www.clownarmy.org/index.html
帰国しました
下澤です。
土曜日の朝日本に帰国しました。13時間のフライトは体にこたえた。

帰国途中で、新聞報道を読んだり、NGO関係者のメールを読んで今回のハイリゲンダム・サミットの「成果」または「結果」をイメージしつつある。環境で始まり、環境で終わったという印象が強かった。NGO側だけの視点で考えれば、

(1)気候変動がアジェンダとして最も注目された。数値目標にまではいかなかったが、国連で2009年までに次期枠組みを決定することが確定した点においては一定の評価がされている。またカナダと日本を、気温の上昇を産業革命以前に比べて2℃未満に抑えるべきというEU(欧州連合)の主張に歩み寄らせたことは大きかった。

(2)グレンイーグルスサミット(2005年)のアフリカ支援の約束は結果的に後退した。また最終段階で付け刃的な対応としか見えなかった。その点で「貧困」にかかわる部分は成果を感じることはできなかった。


 これ以外にもいろいろと考えるべきポイントはある。しかし、ここに至るまでのドイツNGOのプロセスをすべて見てきたわけではないので判断はまだ早いが、数名のNGOリーダーからの発言からは、全般的に気候変動関係のNGOが押し、貧困開発系のNGOはやや出番を奪われた印象をもった。
 サミット直前のNGOの動向は、開催阻止を目的とするグループの同行ばかりが注目され、「オルタナティブサミット」などの内容はほとんど報道されていない。結果として世界中に、開催阻止派がNGO全体像として報道されてしまったという印象はぬぐえない。

 ここまできて、日本のNGOはこういったジレンマを乗り越えられるのか、と自問自答している。安倍首相は当然環境問題で次のサミットは押してくるだろう。「気候変動の一番の被害者は貧困層である」という気候変動と貧困問題のリンクをもっと深めた提言をすることで、ドイツNGOが抱えた問題を乗り越えるしかないのではないだろうか。
ドイツサミットに向けて
JANICの下澤です。
現在これを日本の事務所で書いております。今回は2008年G8サミットNGOフォーラムの事務方として、JANICの下澤、宮下、そして専門調査委員の林が、6月1日からドイツ入りし、8日の朝まで滞在する予定です。その他にも約20名のNGO関係者がロストックに集まります。

私たちは主に、会場になるハイリゲンダムの近くの町ロストックのホテルに泊まりながら、ロストック中心にNGO実施の「オルタナティブ・サミット」に参加します。それぞれのNGOもまた、現地でドイツの主催者NGOとの会談、記者会見、ロックコンサートでの挨拶などをする予定です。また滞在中は、各種イベントやデモにも参加して、その様子を取材したいと思っています。

私たちの動きで主なものだけお知らせしておきます。
6月1日 成田発 ハンブルグ着
6月2日 ハンブルグからロストックへ ロストックで情報収集、デモを見学
6月3日 ロストックでオープニングイベントに参加、夜日本人NGO関係者で打ち合わせ
6月4日 ドイツNGOと日本のNGOでストレテジックミーティング
6月5日 オルタナティブサミット開催。随時参加。日本NGOによる記者会見(予定)
6月6日 アルタナティブサミットに参加
6月7日 オルタナティブサミット終了、G8サミット開始。コンサートで星野代表あいさつ
6月8日 帰国 9日成田着

以上です。

今回は2008年G8NGOフォーラムの立場で参加しておりますが、このブログで記述するものは、フォーラム全体の意見やコメントではなく、あくまでも筆記者の個人的な見解なので、その点ご留意ください。

それでは報告楽しみにしていてください。

下澤