帰国しました

下澤です。
土曜日の朝日本に帰国しました。13時間のフライトは体にこたえた。

帰国途中で、新聞報道を読んだり、NGO関係者のメールを読んで今回のハイリゲンダム・サミットの「成果」または「結果」をイメージしつつある。環境で始まり、環境で終わったという印象が強かった。NGO側だけの視点で考えれば、

(1)気候変動がアジェンダとして最も注目された。数値目標にまではいかなかったが、国連で2009年までに次期枠組みを決定することが確定した点においては一定の評価がされている。またカナダと日本を、気温の上昇を産業革命以前に比べて2℃未満に抑えるべきというEU(欧州連合)の主張に歩み寄らせたことは大きかった。

(2)グレンイーグルスサミット(2005年)のアフリカ支援の約束は結果的に後退した。また最終段階で付け刃的な対応としか見えなかった。その点で「貧困」にかかわる部分は成果を感じることはできなかった。


 これ以外にもいろいろと考えるべきポイントはある。しかし、ここに至るまでのドイツNGOのプロセスをすべて見てきたわけではないので判断はまだ早いが、数名のNGOリーダーからの発言からは、全般的に気候変動関係のNGOが押し、貧困開発系のNGOはやや出番を奪われた印象をもった。
 サミット直前のNGOの動向は、開催阻止を目的とするグループの同行ばかりが注目され、「オルタナティブサミット」などの内容はほとんど報道されていない。結果として世界中に、開催阻止派がNGO全体像として報道されてしまったという印象はぬぐえない。

 ここまできて、日本のNGOはこういったジレンマを乗り越えられるのか、と自問自答している。安倍首相は当然環境問題で次のサミットは押してくるだろう。「気候変動の一番の被害者は貧困層である」という気候変動と貧困問題のリンクをもっと深めた提言をすることで、ドイツNGOが抱えた問題を乗り越えるしかないのではないだろうか。
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国際協力NGOセンター(JANIC)

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  • JANICはNGOを支援するNGO。
    日本社会にNGOに対する理解促進と国際協力の輪を推進するために、日々地道な活動を続けています。
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