質問主意書
北海道洞爺湖サミットを巡っていくつかの質問主意書が提出されています。質問主意書とは、国会議員が内閣に対して質問する際の文書のことをいいます。なかなか興味深いのでちょっと読んでみましょう。
ちなみに洞爺湖サミットを巡っては、6つの質問主意書が出されています。その中の5つは鈴木宗男議員によるものです。やはり、基盤の北海道で開かれるサミットです。気合の入り方も違います。
主意書の内容は基本的に3つにわかれそうです。
・開催地選定
・予算
・北方領土
最初に主意書が出されたのは4月26日です。このときは開催地の選定について質問しています。ちょっとここを入り口に内容をみてみましょう。
4月26日の主意書では、鈴木議員は神奈川県松沢知事の発言を引用して、サミット開催地の選定が恣意的に行われたのではないか、という趣旨の質問をしています。京都府と大阪府が開催地に立候補したのは2005年5月で、北海道が立候補したのは開催地決定直前の07年3月です(他に、05年11月横浜、06年10月岡山・香川)。確かに、後から来て、しかもすぐ決まった、ということで不信感があるのでしょう。
それに対して、外務省は以下の趣旨で答えています。開催地選定の基準として・・・
・「美しい国日本」のイメージに合致すること
・環境をテーマに据えること
・警備体制を組むに当たって地域への影響が少ないこと
・地方から日本のすばらしさを世界に発信すること
・・・・などを理由として「北海道には世界に誇れる美しい自然がある」ため、選定された、と述べています。
うーん。なるほど。確かにこれらの基準は洞爺湖にも合致するものです。しかし、もう少し精査してみましょう。
まず、「『美しい国日本』の・・・」については、選定の基準になっていません。「あなたのところは『美しい国日本』のイメージではない」なんて言えないでしょう。そんなこと言われたらどこの知事もショックです。まあ、間接的に言っていることになるのですが・・・。
次。「環境をテーマに・・」については、必ずしも洞爺湖である必要はありません。京都は「環境」を思い起こさせるには十分な地名ですし、岡山・香川に関しては洞爺湖よりもいいメッセージが発信できそうです。なぜなら、サミット開催予定地直島の隣りの豊島は、産業廃棄物が投棄されたされていたところにオリーブを植えて瀬戸内を緑にしようという活動をしています。これは民間も巻き込んだ大きな運動になっています。十分「環境」がテーマになっているでしょう。
はい、次。「警備体制・・・」については、確かに京都や横浜は難しいかもしれません。しかし、岡山・香川の開催候補地は島ですから、警備は容易なはずです。洞爺湖である必要はありません。
最後。「日本のすばらしさを発信・・」。日本のすばらしさを発信できない場所があるのでしょうか。どこの地域でもその土地のすばらしさがあります。発信できるかどうかは努力しだいです。
といろいろと考えていると、サミットの開催地が洞爺湖になった理由がいまいち明確ではないような気がします。鈴木議員がその後の主意書で指摘しているような他の理由がありそうな気がします。それは次回のお楽しみに。
ちなみに洞爺湖サミットを巡っては、6つの質問主意書が出されています。その中の5つは鈴木宗男議員によるものです。やはり、基盤の北海道で開かれるサミットです。気合の入り方も違います。
主意書の内容は基本的に3つにわかれそうです。
・開催地選定
・予算
・北方領土
最初に主意書が出されたのは4月26日です。このときは開催地の選定について質問しています。ちょっとここを入り口に内容をみてみましょう。
4月26日の主意書では、鈴木議員は神奈川県松沢知事の発言を引用して、サミット開催地の選定が恣意的に行われたのではないか、という趣旨の質問をしています。京都府と大阪府が開催地に立候補したのは2005年5月で、北海道が立候補したのは開催地決定直前の07年3月です(他に、05年11月横浜、06年10月岡山・香川)。確かに、後から来て、しかもすぐ決まった、ということで不信感があるのでしょう。
それに対して、外務省は以下の趣旨で答えています。開催地選定の基準として・・・
・「美しい国日本」のイメージに合致すること
・環境をテーマに据えること
・警備体制を組むに当たって地域への影響が少ないこと
・地方から日本のすばらしさを世界に発信すること
・・・・などを理由として「北海道には世界に誇れる美しい自然がある」ため、選定された、と述べています。
うーん。なるほど。確かにこれらの基準は洞爺湖にも合致するものです。しかし、もう少し精査してみましょう。
まず、「『美しい国日本』の・・・」については、選定の基準になっていません。「あなたのところは『美しい国日本』のイメージではない」なんて言えないでしょう。そんなこと言われたらどこの知事もショックです。まあ、間接的に言っていることになるのですが・・・。
次。「環境をテーマに・・」については、必ずしも洞爺湖である必要はありません。京都は「環境」を思い起こさせるには十分な地名ですし、岡山・香川に関しては洞爺湖よりもいいメッセージが発信できそうです。なぜなら、サミット開催予定地直島の隣りの豊島は、産業廃棄物が投棄されたされていたところにオリーブを植えて瀬戸内を緑にしようという活動をしています。これは民間も巻き込んだ大きな運動になっています。十分「環境」がテーマになっているでしょう。
はい、次。「警備体制・・・」については、確かに京都や横浜は難しいかもしれません。しかし、岡山・香川の開催候補地は島ですから、警備は容易なはずです。洞爺湖である必要はありません。
最後。「日本のすばらしさを発信・・」。日本のすばらしさを発信できない場所があるのでしょうか。どこの地域でもその土地のすばらしさがあります。発信できるかどうかは努力しだいです。
といろいろと考えていると、サミットの開催地が洞爺湖になった理由がいまいち明確ではないような気がします。鈴木議員がその後の主意書で指摘しているような他の理由がありそうな気がします。それは次回のお楽しみに。