ロストックのデモに遭遇

下澤です。


ロストックに向かうため、朝ハンブルグの駅に行く。すると、プラットホームに横断幕を抱えた大勢の人。「この人たちみんなロストック?」と圧倒される。「あんたもロストックか?」と数名から聞かれた。列車の中はほとんどデモに参加する人々で一杯だ。すでにビールを飲んで盛り上がっている人もいる。




ハンブルグ駅でロストックに向かう人たち


田園風景を通り抜け、2時間後ロストックに着くと、駅構内は横断幕を持った人であふれかえっている。一向に外に出られない。「ソリダリティ」と叫ぶ群衆もいて騒然としている。ビール瓶が割れる音、写真をとるマスコミ関係者、駅前広場に出ると、すでに数千人のデモに出かける用意をする群集。風船、横断幕、仮装、地面に座り込む人・・・とにかく小さいロストックの街にこれだけの人が集まっていることが不思議な感じだ。


さっそくホテルにチェックインして、手にカメラを持ってデモを見に行く。デモ隊は次第にふくれあがり、それらは小さい街を練り歩く。音楽、車、みこし、仮装、中には全員真っ黒なパーカーにマスクといったグループもあった。その周辺を警察官が取り囲むように様子を見ている。警察の数もかなりになる。




ロストック市内でのデモ行進


最終ゴール地点のロストックの川べりの広場に行く。すでに到着したグループは地面に座ったり、歌ったり、ビールを飲んだりしている。いくつかのグループは車から音楽を大音響で流し、演説を続けている。そこに集まったデモ参加者の数は推定だが、2〜3万人近くいたのではないだろうか。とにかく歩けないほどの人々であふれかえっていて前に進めない。それぞれが特徴ある衣装を身に着け、いろいろな横断幕を手にしており、まさしくG8になんらかの意見を持つ人々が自由にあつまり、集会をしている。警備にあたる警察の数はおびただしく、あちこちからさらに警察の車が集まってきた。緑の制服、黒の制服を身に着けた警察官は、こうしたデモ隊を管理するでも、制御することもなく、遠まわしに観察しているような感じだ。


ロストックでのデモ

デモの集合地点に到着


しばらく経った頃、演説を続けていたにぎやかな1台の車の周辺で人が奇声をあげ走りだす様子が目に留まった。あわててそこに走っていくと、デモの若者と2,30名の警官がにらみ合っている。青年たちは両手を上げ、大きな声で何か叫びながら、前進している。(下の写真を参照)黒の防御服を身に着けた警察隊たちは、徐々に後ろに下がっていくのが見える。そこに投石。2,3の石が私のところにも飛んできた。警察はそれでも群集に手を出さない。おそらく群集を逆なでないようにあえて注意している様子が手に取るようにわかる。


しかし、その後100名近い警察官が動員されて、あたりは一触即発の状況だった。そういった小競り合いが数箇所であったが、その後は大きな問題もなく、徐々にデモ隊たちは引き返していった。


デモ参加者のほとんどはドイツ人に見える。英語のプラカードや横断幕は少なかったからだ。




 両手をあげて抗議するデモの若者たち


明日は、アクションエイドの関係者と打ち合わせをし、記者会見の場所を確定する。

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